2015年2月21日土曜日

「虹の会」のバザー

「虹の会」のバザー

2015年2月16日「虹の会」のバザーのお手伝いをしてきました。
今から25年くらい前に「虹の会」が発足しました。7人で始まったのでの7色をイメージして会の名前が決まったそうです。最初虹の会の会長は吉岡よしえさんでした。吉岡さんはご高齢なのでそのお嬢様で福田圭子さんが虹の会の2代目の会長です。(現在、福田さんは日本モルドバ友好協会理事)

右から二人目の青い服の人が福田圭子さん



きっかけはモンゴルに学用品を送ろうという呼びかけがほかの団体からあって、「鉛筆を送ったりすることならできそうだ」ということでバザーを始めたそうです。モンゴルに2回支援し、コスタリカに1回支援したそうです。

ある日虹の会から「モルドバを支援している沓澤さんの話を聞きたい」という申し出がありました。まだモルドバ復興支援協会を設立する前でした。私は家内がモルドバに行くようになった経緯とか、家内の気性とか、家内がいないとき自分の子供たちはどうしているのか、自分たちのことばかり話しました。みんな感動してくれました。話が終わって帰ろうとすると封筒に入れてお金をくれました。あとで開けてみると6万円以上入っていました。当時私はモルドバにいる家内に頻繁に活動費を送金していましたので、思いがけない支援金に涙があふれました。

家内は帰国すると真っ先に虹の会に報告に行きました。以来ずっと虹の会はモルドバに支援金を送り続けてくれています。20年くらい続いていますので私財の投入も含めて500万円をはるかに超える支援金になります。最初、モルドバの地方都市カララシの大きなサナトリウムが「経営困難でトルコの企業に買収されそう、助けてほしい」という話を聞いて100万円単位のお金を数回支援しました。今はララシのサナトリウムは成功してモルドバを代表する立派な病院になっています。でも、成功すると日本からの支援金があったことなど忘れて、自分たちの努力で成功したかのような話になっていてとてもその後の交流が難しくなって悲しい思いにも直面しました。

それでも、福田さんはやっぱりモルドバを支援したいと思ってバザーを続けています。

人はだれでも困難に直面しているときは助けてくれる人に感謝できます。でも一旦成功すると世話になったことはいつの間にか忘れてしまって過去のことは思い出したくないという心理が働くようです。虹の会は今、カララシで魚の養殖の支援を3年以上やっています。重機を入れて深さ4メートルの池を3つ造成しました。魚が大きくなっていよいよ売りに出される時を迎えていますが「その利益の一部で学校に通えない子供たちを支援してください」と経営者に何度も働きかけています。ただ利益が上がったからと言ってその一部を支援金に回していただけるかどうかはまだまだ予断はできません。「利益が上がったら必ず支援します」と何度も約束していてもいざ現金を前にしてそれを手放すのは非常に難しいものです。それでも活動が続くのはやっぱりモルドバは貧しいということがよくわかるからです。

虹の会のバザーは毎月第3月曜日午前10時から午後4時までです。神戸市中央区大安亭市場の福田商店の店頭で開催されています。一度お越しください。バザー会場にモルドバ支援のパネルも設置されています。(沓澤正明)

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