2012年2月26日日曜日

モルドバ独立20年祭・帰国報告ツアー

チェルノブイリ原発 25 周年を機に振り返るモルドバ共和国の農村の子供たち
―カザネシュティ村の子供デイケアセンターの現状と将来への展望― 

早稲田応用化学会ホームページで早稲田大学での報告会の内容を読めます。



【帰国報告概要】
モルドバ共和国は、1991 年にソヴィエト連邦の崩壊と共に独立した新興国家の一つであり、今年は独立 20 周年という節目の年を迎えている。同共和国は、1986 年に起こった隣国ウクライナのチェルノブイリ原発事故で大きな被害を受け、現在でも被爆の爪痕が残っている。独立後は、民主化への移行により、ソ連の統制経済の枠組みの外に置かれることになったことから、経済混乱に陥った。コルホーズは解体され、農場や工場は建物を残し機材・人材はモスクワに引き上げられた。職を失った親の多くは子どもをモルドバに残し、国外へ出稼ぎに行かざるをえない状況となった。さらには人身売買・臓器売買の問題までも浮上した。他方、モルドバの特徴は高い教育水準にある。アジア・アフリカとは異なり、モルドバを含む旧ソ連圏諸国の識字率の高さは 100%に近く、教育制度は整備されている。しかし特に農村部において子どもが不登校になるケースが多い。これには、貧困による親の国外出稼ぎが深く関与している。そのような中、現地からの要請により、1997 年、神戸にモルドバ復興支援協会は設立された。その目的は、モルドバ共和国の精神文化と経済を復興させることにあり、モルドバ政府が実施したくても経済的事情から実現できないような分野を支援している。具体的には、現地の事情を熟知している知識人が支援プロジェクトを立案し、それをもとに協議を重ね、実現可能なものから順次プロジェクトを立ち上げている。本報告ではチェルノブイリの被災状況について簡単に触れた後、カザネシュティ村において復興支援協会が支援を試みてきた子供たちの成長の様子と今後の見通しを紹介する。
(報告者 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程 川村 容子)

≪京都会場 チラシ PDFファイル≫
平成23年7月15日(金)〜17日(日)
会場:京都市国際交流会館、京都「国際学生の家」

≪神戸会場 チラシ PDFファイル≫
平成23年7月20日(水)、21日(木)10:00〜18:00
会場:ひょうご国際プラザ 交流ギャラリー

≪学習院女子大学会場 チラシ PDFファイル≫
平成23年8月4日(木) 13:00〜18:00
会場:学習院女子大学

≪早稲田大学大隈記念講堂 チラシ PDFファイル≫
平成23年9月10日(土) 16:00〜19:00
会場:早稲田大学大隈記念講堂(地下1階)小講堂


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