誰も教えてくれない夏時間
3月29日朝ライサさんから電話があり11時30分に来るとのこ とになった。
29日はアパートを移動する日で午後2時半の予定だったが早くな ったのである。
私たちは朝から荷物をまとめていた。
ところがである。いつも少し遅れてくるライサさんが早く来た。
のんびり準備していたがライサさんは10時30分過ぎにはやって きたのである。
少しあわててしまった。
とうとうカーテンレースの裏に干していた タオルを一本持ってくるのを忘れた。
気に入っていたタオルだったのに。
「何かきょうは早いな」と思った。
おかしいな、ほかの時計がみんなが早くなっている。
なんで今度のアパートは時計が早いんだろうと思った。
テレビをつけるとテレビも早くなっている。
夏時間はいつからだろうと思った。
インターネットで検索してみるとヨーロッパ各国の夏時間は
「3月最終日曜日午前1時から10月最終日曜日の午前1時まで」
となっていた。
私は迷わず時計を1時間進めた。
こんなことは世界中の常識らしい。
夏時間は誰も教えてくれない。
(沓澤正明)
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