今般、2012年3月11日から3月9日まで代表と岡山でぶどうを栽培している青年がモルドバを訪問している。
このモルドバ訪問の予定はあらかじめ公開するものではないので
いつも支援して下さっている人に個別に会った時しか伝えてていなかった。
どうやらいつも支援して下さっておられる方は何が必要なのか自分のことのように分かっているらしい。
神戸市中央区の大安亭市場で野菜店を経営しておられる福田圭子さんは毎月一度モルドバのためにバザーをしておられる。
バザーの売上金をコツコツ貯めて100万円貯まると
3年に一度を目安にモルドバ訪問をしている。
画:YUCA(武田侑霞)作 「タマラ・ソーコルさんのお母さんに捧ぐ」 原画は前回モルドバ訪問時に タマラ・ソーコルさんに渡されている。 |
今回はまだ予定の金額に達していないので行けない。
そこで市場で一緒にバザーをしている婦人達に湿布を集めてもらった。
普段から婦人服などモルドバ人に喜ばれそうなものは集めてくれているが
湿布はいい考えだと思う。
モルドバの高齢者達は湿布が手に入らないのでこれはとても喜ばれます。
それがずっしりと7キロほども集まった。
ロシア語と英語を話せる今中由美子さんはまだ若いというのにモルドバでは伝説上の人物になりつつある。
当初代表とともに10年くらいモルドバに頻繁に行っていた。
ライサ夫人と一緒に「カザネスティ子供デイケアセンター」を立ち上げたのも実は今中由美子さんである。
ところが今では子供に多く恵まれ子育て真っ最中でモルドバに行けなくなった。
毎回支援は続けて下さっているが、支援金に加えて今回は小学校の教科書を29冊届けてくれた。それだけで約5キロ。
モルドバの子供達はきっと日本の教科書を絵本と同じように喜んでくれるにちがいない。
今回はじめてモルドバを訪問する岡山でぶどうを栽培している青年は1年中、山の中に暮らしているわけだが、そこは6軒の集落である。
「モルドバはたとえ古着でも状態のいいものであれば喜ばれるそうです」と言っただけなのに瞬く間にダンボ-ル箱3個分集まった。
全部クリーニングされていて状態がいいものばかりで、さらに新品も混じっていた。
一箱6キロとして全部で18キロにもなった。すごい量である。
そのほかにも「おみやげに」と言って市松人形や殿まりを届けて下さる支援者もいた。
モルドバには「まねきねこ」という女性のグループが長い間日本文化を紹介してくださっていてそういう方達がきっと待っている。
問題はこのように山のように集まったお土産をどうやって持って行くかである。
スーツケースに入れるにはあふれかえってしまいどうすることもできない。
そこであっさりスーツケースは持って行かないことに決めた。
丈夫そうな65×55×30センチ程度の大きさのビニール製バック(210円)に詰め込んで持って行くことにした。
これであれば一人20キロまでという重量制限も何とかなった。
何しろ子供達が一番喜びそうなおもちゃも買えるだけ買って詰め込むのである。
「ここにはあふれかえる愛が詰まっている」と思った。
(モルドバ復興支援教会 事務局長 沓澤正明)
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