神戸平和研究所が日本招待したモルドバのお客様2人を京都へご案
神戸ポートピアホテルで朝7:30に集合して7:40にリムジン バスに乗り込み8:00のは新神戸駅に到着しました。 私は新幹線の切符を間違えて購入したことにしばらく気がつきませ んでした。9:16新神戸発の切符を購入してまだゆっくり時間が あると思っていました。実は9:16は京都駅の待ち合わせ時間で した。新神戸駅8:49発で京都駅9:16着の切符を購入しない と間に合わないことがしばらくわかりませんでした。きっと、 京都へご案内することにいつになく緊張していたのです。
到着時刻と出発時刻を間違えていました。 ライサさんやバレリューさんがトイレに行っている間にメモを確認 して間違えていることに気がついたのです。 杣氏から電話があって「8:49でしたよね」 と確認の電話があった時私は「 切符の購入を間違えてしましました」と答えて、 切符売り場に並ぼうとしていると杣氏が改札口から構内に入ってい く後姿が見えました。何とか時刻には間に合いましたが、 私は相当慌てていました。
9:16に京都駅で八田住職と待ち合わせていました。「 京都であれば私に案内させてください」 と申し出てくださったお方が八田住職です。正式には、 臨済宗東福寺派別格地錦江山 無量寺住職 串本応挙芦雪館館長 八田尚彦(はちだしょうげん)です。 いつでも飛行機で世界中を訪問しているだけでなく、 日本中を移動していて、どうやら「空飛ぶ住職」 という異名をお持ちのようで、 信じられないような行動力をお持ちのお方です。 京都駅で八田住職、杣氏、ライサさん、バレリューさんと私計5人 が揃うと八条口からすぐに地下鉄に乗り込み烏丸御池( からすまおいけ) に降り立ち八田住職の案内で祇園祭を楽しみました。
祇園祭あとまつりを見るために多くの人が繰り出していました。 その時「なぜ、私は京都に来ているのだろうか」 という疑問がふと私の心に起こりました。 杣氏は神戸平和研究所理事長でありモルドバ国立ペダゴジカル教育 大学名誉教授です。祇園祭を楽しみながら杣氏は京都とは、 祇園祭とは、琵琶湖とは、を次々と話してくれました。 それをここに書くと長くなりますが、 大事なことですので杣氏の著書「 古代ユダヤ人は日本に来ていたー実証的証明ー」(2015.7. 10発売、発行所 NPO法人神戸平和研究所、定価1000円+税)p42から引用 してみましょう。
(10)エルサレムと平安京 他:秦氏の功績
平城京(奈良の都)から平安京(京の都)に遷都された理由は、 歴史家の間では仏教の勢力から国政を護るためであったというのが 定説となっている。
遷都の中心人物はユダヤ人の帰化人であった秦河勝であったとされ る。それはエルサレムという都市名が「エル」+「シャライム」 すなわち「平和の街」すなわち「平安」+「京」となる。
同時にエルサレムとガリラヤ湖(キレネテ湖=琵琶湖) の位置関係は平安京と「琵琶湖」 の位置関係に酷似している事がわかる。
そのような、 イスラエルの類似性を意識した遺跡が少なからず存在する。
広隆寺の庭にある「イサライの井戸」は明らかに「 イスラエルの井戸」であろう。
秦氏はヤハタ神社(ヤーウェ神社)やイナリ神社(イエス・ キリスト神社)を作った。 それだけでも日本の神社の大部分を占める。 勿論伊勢神宮の創建にも深く関わっている。「祇園祭( シオンまつり)を始めたのも秦氏と言われている。秦氏とは元々、 中央アジアからきた古代東方キリスト教徒であったわけで、 もとは、「キリスト教的神道」であったとされる。しかし、 後に仏教が国教化されるに及んで、歪められ、変質し、 また更にキリシタン迫害時代にあって、 そのキリスト教的痕跡は薄められたと言える。
私は杣氏の著書を読んで「 エルサレムと京都は哲学的同時性がある」 ことがはっきりとわかりました。これはすごい発見です。 アーノルド・トインビー博士が「哲学的同時性」 という学術用語を用いて、 歴史は国家単位ではなく文化単位で動いていることを立証して文化 史観を樹立しましたが、 杣氏の理論はそれに相当する新しい学説を樹立したと言えるでしょ う。
そればかりでなく、私は2002年以来「 文明の統合による南北統一論」 を著すために西回りの文明と北回りの文明が1950年朝鮮半島で 衝突したことを言及してきましたが、 東回りの文明はどうなったのだろうかという課題を抱えていました 。 それが杣氏の論文によって見事に解明され知的に満足しています。 今までの学説に拘束されることなく全く新しい研究成果を発表され た杣氏に私は絶賛の意を表します。(続く、報告者 沓澤正明)
①「京へのいざない」(京都国立博物館発行) 表紙絵に祇園祭のようすが出ている。
②杣浩二著「古代ユダヤ人は日本に来ていた」の表紙
③私が著した「文明の統合による南北統一論」の図
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