2022年8月18日木曜日

神楽坂の在日モルドバ共和国大使館で

2022年6月13日月曜日朝、NPO法人神戸平和研究所理事長杣浩二氏は神戸朝祷会に参加していました。 クリスチャンは祈りには力があると信じています。月曜日の朝は全国各地で朝祷会が行われていて、杣浩二氏は朝祷会に参加してキリスト教の絆を深めています。

また、神戸朝祷会はモルドバに避難しているウクライナ人を支援しようと寄付金を日本モルドバ友好協会に託して下さっています。 朝祷会は世界中いたるところで行われています。 そのあと、杣浩二氏は新幹線に乗り込み東京に向かいました。 ちょうど、お昼12時に東京駅丸の内地下北口に行くと杣浩二氏は改札口を出て待っていました。 地下道を東に一直線に歩いて10分ほど行くと…地下鉄東西線「大手町駅」で乗り込みました。
待ち合わせ時のメモ


「神楽坂駅」で下車し、坂道を降りていくと交差点…そこの中華店で待っていた沓澤美喜理事と合流して徒歩で在日モルドバ共和国大使館に入りました。 ソコラン大使、タチアナ参事官、イリーナ秘書官・通訳の3人が迎えてくださって…矢継ぎ早に訪問目的を説明すると、様々な議題について意見交換が始まりました。 大使館は最大の厚意で迎えてくれました。 そこで話された内容を後日文書にまとめて兵庫県国際交流協会に提出しましたので以下に掲載します。 (文と地図:沓澤正明 写真:在日モルドバ共和国大使館)
                       202275

モルドバへの日本企業の進出や経済問題解決について

 モルドバ大使館から日本経済界への要望

 モルドバは1991年に旧ソ連から独立しましたが、1992年、1993年にドニエストル戦争が勃発しました。現在のウクライナ戦争と同じことがモルドバでありました。そこで青年が2000人死にました。ロシアのレベジ将軍が平定して現在1500人のロシア軍が平和維持軍として沿ドニエストル地域に駐留しています。

 私たちは1994年からモルドバ復興支援活動を続けています。20156月に東京都から承認されて特定非営利活動法人日本モルドバ友好協会として現在の活動をしています。

 613日に私と沓澤美喜理事(代表創業者)と神戸平和研究所理事長杣浩二氏と3人で在日モルドバ大使館を訪問し今後の活動方針などを説明し協力関係を確認しました。

 国際交流については全面的に協力を表明していただきましたが、大使館側はモルドバの経済的復興に直接実効性のある提案をしてほしいと相談を持ちかけてきました。

 ここに日本経済界からのモルドバ共和国への復興参画をお願いしたいと存じます。

 

モルドバへの進出企業 

 現在モルドバには2社日本企業が進出しています。住友電工フジクラです。ヨーロッパに事業展開していてその生産拠点をモルドバに置くという企業進出で、モルドバの高い教育水準や、言語がヨーロッパの言葉とロシア語の両方に通じているということ、それにモルドバの国家経済について借金があまりないということが幸いしています。2000人規模の工場であれば進出しやすいことがすでに実証されています。

 

ウクライナ戦争の影響 

 新聞ではウクライナ侵攻の次はモルドバということが言われていますが、そうではありません。モルドバ人はラテン民族でありウクライナ人のようにスラブ民族ではありません。モルドバの現政権はEU加盟を目指していますが決して反ロシアではありません。ロシアとの経済的結びつきも強いし、ロシア正教を国民のほとんどが信じていることからロシアとの親和性を維持しています。戦争の次は平和です。ウクライナ戦争が収束したら戦後復興経済の最前線はモルドバになると思われます。戦後特需が予想されます。

 

モルドバ人の勤勉性

 モルドバは旧ソ連時代にたくさんの学校が建設され、小中一貫学校の校舎は3階建てのコンクリート建てで全国くまなく学校が完備しました。教育熱心かうかがえます。大学も多く、大学生はいつでも就職先を探しています。独立時人口400万人でしたが現在独立30年で人口が268万人に激減しているのは仕事がないからです。仕事が亡くなった理由ははっきりしていて、1991年旧ソ連崩壊と同時にロシア人がロシアに引き揚げただけでなく工場の生産機械も一緒にロシアに引き揚げて工場を閉鎖されたためです。また、農業は集団農場や国営農場で農業指導者が引き揚げると、農民たちは農業ができても農業計算ができないため市場に農産物を出荷しても価格の暴落で農業はほとんどが没落しました。農産物の保存技術も全然ありません。農協のような流通機関もできていないばかりでなく、春に種を買う資金の金利が農業銀行で年26パーセントもするなど銀行がサラ金のようになっているという問題もあります。また戦争が2年間も続きましたので経済は旧ソ連時代よりはるかに低迷して、旧ソ連時代の経済水準に回復するのに20年もかかりました。信じられないようなことが起こっていました。ここに、モルドバに日本企業が進出して経済課題を解決し復興させれば今までにない事業展開が見込めるに違いありません。

 

温和な国民性 

 モルドバ人は日本と日本人が大好きです。在日モルドバ大使館は在韓モルドバ大使館を兼任しています。モルドバでは日本人か韓国人と知人友人のいるモルドバ人がこれからのモルドバを引っ張っていくと考えられています。今までのEUやロシアよりも日本に期待しています。これは間違いないことで温和な国民性がそうさせています。

 ここに、日本経済界の皆様のご理解とモルドバへの企業進出を要望いたします。

 

               特定非営利活動法人 日本モルドバ友好協会

               理事長 沓澤正明

               〒651-1132 兵庫県神戸市北区南五葉3-2-35

               電話 078-594-2785 メール molkorojp@yahoo.co.jp

 

 

0 コメント:

コメントを投稿

 
Design by Free WordPress Themes | Bloggerized by Lasantha - Premium Blogger Themes | Hot Sonakshi Sinha, Car Price in India