2018年8月21日火曜日

メダルに近いモルドバ柔道


モルドバの柔道の選手が日本の著名な選手に勝ったというニュースは数回聞いたことがあります。
2013年にモルドバの柔道選手が5人、アラブ首長国連邦(UAEに国籍を移して世界選手権やリオオリンピックで銅メダルを獲得したりしました。モルドバの経済がそういう選手を育成する余裕がありませんでしたのでモルドバの名前は出てきませんでしたがこれからは様子が変わりそうです。



 
昨年、10月モルドバのキシナウのユダヤ文化センターでコンサートを開催しましたがその時、モルドバ柔道を指導している後藤商事の後藤利夫社長と内田康彦副社長が会場に駆けつけてくれました。そして「2020年の東京オリンピックではモルドバの柔道選手で3人はメダルを獲得できる可能性があります」と後藤社長が強調されました。理由はモルドバ人の体幹が強いということでした。日本人がモルドバに来て指導したら確実に日本の選手よりも強い柔道選手がモルドバから出てきますと言われました。
 
確かにモルドバ人は体幹が強いと思います。私たちが長い間支援し続けているカザネスティ子供デイケアセンターの子供たちと握手する時にそれを感じます。体の小さな子供なのに握手するとものすごい力が伝わってきます。子供たちが学校に入学する前から親の農業を手伝って力仕事をするからだとずっと思ってきましたが、どうやら農作業を手伝っているからだけでなくもともと体幹が強いからだと思います。体幹とは横隔膜、多裂筋、腹横筋と骨盤底筋群の4つを指すそうです。
 
私たち日本モルドバ友好協会はモルドバの優秀な学生で経済的に困っている学生5人に無償で学費に相当する奨学金支援をしています。でも毎年は大変です。支援者を探しています」と話すと「後藤商事が支援します」と後藤社長が言ってくださいました。後藤社長とは意気投合してこれから日本とモルドバの国際交流に協力してやっていきましょうと約束しました。
 
そのような出会いがあって、同席していたフォトアーチストみやこうせいさんがモルドバ柔道の道場に数回訪問して写真撮りました。ここではそのうちの1枚を掲載いたします。
 
後藤商事によるモルドバ柔道の指導が実を結んで、東京オリンピックでモルドバの柔道選手がメダルを獲得できたら、これこそ本当の柔道による日本とモルドバの国際交流にならないでしょうか。今までは経済的理由で外国籍でないとオリンピックに出ることが難しかったわけですが、ここにきていよいよ、モルドバ国籍でモルドバの柔道選手が参加できるようになれば、たとえモルドバ選手が日本選手を打ち負かすようなことがあっても指導した後藤商事の後藤社長や内田副社長は嬉しくてたまらないものと思われます。
 
東京オリンピックのあかつきには東京で柔道の会場に行ってモルドバ選手を私は応援したいです。これぞスポーツを通じた国際交流にほかならないと思います。皆様、モルドバの柔道選手を応援しましょう。
(写真の転載を禁じます)写真:Ⓒみやこうせい、文:沓澤正明


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