2013年5月31日金曜日

神戸発①一粒の種

私たちの団体は兵庫県国際交流協会に登録されています。
私たちはいつもここでモルドバ復興支援協会という団体名で活動しています。
 
私たちは2013年5月15日、兵庫県国際交流協会のセミナールームに集まりました。
そこへ午後3時に雨宮大使を初めてお迎えしました。


 
雨宮大使は昨年9月まで3年間在ルーマニア日本国大使館特命全権大使として
ご活躍のあと帰国し退任しました。
本年2月に日本モルドバ友好協会会長に就任していただきました。
 
大学教授であれば退職後は名誉教授とお呼びするのですが
特命全権大使の場合、退職後は大使とお呼びします。
私は雨宮会長とお呼びするよりは雨宮大使と親しみをこめてお呼びしています。
 
日本モルドバ友好協会はモルドバと関係のあるいくつかの団体で構成されていて
中でもモルドバ復興支援協会が核となって活動しています。
 
この日も、
神戸クラシック音楽祭実行委員会代表曽根昭十士さん
水墨画の画家武田侑霞さん
大阪から薬剤師今中由美子さん、栄養士細井真美さん
神戸の虹の会代表福田圭子さん
広島の「モルドバ復興と学生支援の会」代表下竹恵(さとし)さん 
岡山のぶどう栽培家鎌田光希さん
高砂ロータリークラブの中尾康三さん
モルドバ復興支援協会代表沓澤美喜と私とスタッフ
雨宮大使も含めて12名が集まりモルドバのことばかり話していました。
 
会議のあと近くの和食レストランで懇親しました。
その時、水墨画の画家武田侑霞さんが
「これは米です」と言って会議の前に会場で描いていた絵をくれました。
 
でも、そこには米は描かれていませんでした。
米の周りの部分を墨で鮮やかに空間を描いているだけでした。
米の部分は真っ白でした。
何も描かれていないのにそれは明らかに一粒の米のかたちでした。
 
その時、私は真っ白ということは多くのことを含んでいると思いました。
何もないということはすべてがあるということに通じていると思いました。
 
太陽光線は白です。
白はすべてを含んでいます。つまりプリズムを当てると七色に輝きます。
私は一粒の米からそんなことを思いました。
そしてこの白はモルドバを表現していると思いました。
 
西洋はキリスト教文化なので
「一粒の麦もし死なずば」などと表現しますが
日本は少し文化が違いますので
「一粒の米もし死なずば」などと種が麦ではなく米でもいいのではないかと思いました。
 
ある日、私たちは早稲田大学の「一粒の種」プロジェクトで学生を募集しました。
すると一人の学生がやってきました。
その学生は応用化学科で研究している大学院生でした。
その学生は将来を約束されているのに
自分みずからの意志でその扉をそっと閉めました。
そして誰も知らないモルドバの詩の研究のために身を投じたのです
 
その学生に私たちははじめて会いました。
そのあとのその学生がたどった足取りはまさしく「一粒の種」でした。
やがて多くの実を稔らせてくれました。
 
その人の名は在ルーマニア大使館で専門調査員として活躍している川村容子さんです。
一粒の米の絵が私にそのような心象を見せてくれました。
 
(文:沓澤正明)
 
 
 
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